サービスの概要
図面の無い部品や製品について3Dスキャナ等の測定機を用いて形状・寸法データを取得し、3DCADデータを作製するサービスをご提供しております。
当社ではタイプの異なる3Dスキャナを複数台所有しているだけでなく、X線CT装置や三次元測定機、形状測定機等を所有しておりますので、測定対象物・測定精度・測定環境等の各種条件に関わらず幅広いご対応が可能です。
3DCAD DATA CREATION
図面の無い部品や製品について3Dスキャナ等の測定機を用いて形状・寸法データを取得し、3DCADデータを作製するサービスをご提供しております。
当社ではタイプの異なる3Dスキャナを複数台所有しているだけでなく、X線CT装置や三次元測定機、形状測定機等を所有しておりますので、測定対象物・測定精度・測定環境等の各種条件に関わらず幅広いご対応が可能です。
3Dスキャナにて3D形状データを取得する場合、ご対応が可能なワークには以下のような制約があります。
ご対応が可能なワークは数mmから4,000mm前後までのサイズになります。
数百kg程度までのワークでしたらご対応は可能ですが、重量物は運搬が大変ですので出張測定をおすすめしております。
自重でたわんでしまうような軟らかいワークや動物のような静止できないワークは正確な形状をスキャンすることができません。
X線CT装置にて取得した3Dスキャンデータや三次元測定機にて取得した寸法・形状データ等をベースにする場合、ワークの制約はそれぞれの測定機に依存します。
測定対象物の長さが1,200mmを超えるとデータ合成時の誤差が大きくなるためサテライトモードを使用。
ブルークロスレーザーにて治具をスキャン。
スキャンデータを合成した生データ(点群データ)。
ZEISS INSPECT Optical 3D Proを用いてデータ結合用治具の除去、ノイズの除去、座標軸・原点の設定を行う。
Geomagic Design XとSOLIDWORKSを用いてスキャンデータから3DCAD図面を作製。
ZEISS INSPECT Optical 3D Proを用いて現物の3Dスキャンデータと3DCAD図面データの重ね合わせを実施。
「オートサーフェス(自動面貼り)」「フルリバース(面構築)」「ハイブリッドモデリング」での作製となりますが、3DCADデータの用途やワークの形状によって向き不向きがありますのでまずはご相談ください。
3DCADデータはSTEPファイルもしくはIGESファイルでの納品になります。
ATOS Q 12M(ZEISS社)を用いた3Dスキャンの測定精度ですと、カタログ値では±3μm~±26μmの誤差となっておりますが、実測値としては測定環境やワークのサイズ・表面状態等の要因によりさらに十数μm程度誤差が大きくなる可能性があります。
また、3Dスキャナで取得した形状データから3DCADデータを作製する場合、形状を補正しながらモデリングを行うことでさらに数十μm程度の誤差が発生し、現物とCADデータとの誤差は最大で±100~200μm程度になることもあります。
ただし、切削加工で製作されたようなきれいな幾何形状であれば、三次元測定機等の接触式の精密な測定機を使用することで現物により近い寸法と形状を再現することも可能です。
日本国内であればどちらでも出張測定のご対応が可能です。
国外のご対応につきましては別途ご相談ください。
ワーク:アルミ合金の切削品、サイズ:100×100×200mm、数量:1個、作業内容:3Dスキャン⇒3DCADデータ作製(フルリバース)の場合の費用は以下の通りとなります。
基本料金・諸経費 | 15,000円 |
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3Dスキャン・3DCADデータ作製 | 55,000円 |
ご依頼の内容やボリューム、タイミング等にもよりますが、平均的な納期としましては1~2週間前後になります。
現場に空きがある場合や以前からスケジュールを組んでいる場合は、即日や翌日の納品も可能です。
お客様からお預かりしました大切な情報やデータを第三者に漏洩したり無断に使用することがないように、当社では情報セキュリティの教育を受けた専門スタッフが厳重な管理体制のもとで取り扱いを行っております。
また、案件毎やプロジェクト毎での秘密保持契約(NDA)の締結も行っております。
3Dデジタル技術に携わるプロフェッショナルとしてお客様の信頼にお応えできるよう、秘密保持に関して万全の体制をとっておりますので安心してお任せください。