弊社では設備・装置・製品について3Dスキャン・モデリングを行って3Dモデルを製作するサービスをご提供しており、仮想空間における生産設備の配置シミュレーションやオンライン上での商品説明、プレゼンテーションでの説明資料としてご利用いただいております。
今回のブログではその事例をご紹介します。寸法の再現性は求められないモデルであるため3Dスキャンは実施せず、形状図・写真・現物を参考にモデリングを行い、外観と必要最低限の寸法のみを3Dモデルに反映しました。
恒温槽の3Dモデル作製
3Dモデルの用途
恒温槽の配置シミュレーションで使用する3Dモデルの作製。
支給物
恒温槽の写真と形状図。
3Dモデルの作製
・使用ソフトウェア：Rhinoceros。
・形状図から設置時に必要となる全長やスイッチの位置等の寸法を反映しました。
・簡易的なレンダリングを実施しました。モデルのイメージが湧きやすいように色と素材の質感を反映して実物により近づけることも可能です。
配置シミュレーション
・設置予定の部屋を再現した空間に恒温槽の3Dモデルを配置してシミュレーションを行いました。
・設備同士の距離感や扉を開けた時のスペースの確認などを視覚的に確認することができます。
・DXF等の異なるデータ形式での出力も可能です。
バンドソーの3Dモデル作製
3Dモデルの用途
プレゼンテーション用の説明資料や部品図として使用するための3Dモデルの作製。
支給物
バンドソーの実機とカタログのイラスト。
3Dモデルの作製
・使用ソフトウェア：Rhinoceros。
・カタログのイラストを参考に形状を起こしました。おおよその寸法は実機を参照しました。
・簡易的なレンダリングを実施しました。モデルのイメージが湧きやすいように色と素材の質感を反映して実物により近づけることも可能です。
部品図の作製
・3Dモデルから大まかな部品図を作製しました。
・部品に丸番を振る形で図面を作製しましたが、ご希望の形式での作製も可能です。
まとめ
設備の配置シミュレーションやプレゼンテーションに使用するためのラフな3Dモデルの作製を行いましたが、弊社で所有しております3Dスキャナや三次元測定機にて取得した正確な形状や寸法のデータを利用することで、より再現性の高い3Dモデルを作製することも可能です。
設備・装置・製品の3Dモデル化にご興味のある方はお気軽にご相談ください。3Dモデルの用途やご提供いただける情報の内容に合わせたモデルの作り方をご提案させていただきます。
