当社では多種多様な工業製品について3Dリバースエンジニアリングを行っております。今回のブログではエアーコンプレッサーについて3Dスキャン・3DCADデータ化を行った事例をご紹介します。

使用設備・ ソフトウェア
<3Dスキャナ>
■メーカー:ZEISS社
■型式:ATOS Q 12M
■7軸アームの仕様:
- 光源…LED(青色)
- センサー画素数…1200万点/ショット
- 使用レンズ…MV270(測定精度:0.014mm)
<リバースエンジニアリングソフト>
■メーカー:3D SYSTEMS社
■型式:Geomagic Design X
■仕様
- サーフェス抽出機能が優れている。
- オートサーフェスデータの作製ができる。
<3DCADソフト>
■メーカー:Robert McNeel & Associates社
■型式:Rhinoceros 7
■仕様
- 自由曲面形状の作製が得意。
- サーフェスの統合ができる
測定対象物
- 測定物:某社エアーコンプレッサー
- サイズ:254x223x127[mm]
- 材質:樹脂+金属等
作業工程
【工程①:測定前の準備】
・データ合成用ポイントシールの貼り付け。
・測定光の乱反射防止用スプレーの塗布。

【工程②:3Dスキャン作業】

【工程③:3Dスキャンデータの位置合わせ】
・3Dスキャンデータを作業原点に移動。

【工程④:3Dリバースエンジニアリング】
・3DスキャンデータをもとにCADにて3D形状を作製。

・3Dスキャンデータから3Dリバースデータへの変換(細部の拡大)

【工程⑤:偏差の確認】
・現物(3Dスキャンデータ)と3DCADデータ(3Dリバースデータ)の偏差をカラーマップにて確認。
・歪み・ヒケ・軸ズレが発生していた箇所については、きれいな面や同一軸に合わす等の再設計を行った。

完成データ

まとめ
当社では測定精度と解像度が業界トップクラスの3Dスキャナを保有しておりますので、現物との誤差が非常に少ない3D形状データを取得することが可能です。そうした3D形状データをベースに3Dリバースエンジニアリングを行うことで、再現度の高い3DCADデータのアウトプットを実現しております。
今回の事例のような3Dスキャンを活用した3Dモデリングや3Dリバースエンジニアリングにご興味がございましたらお気軽にご相談ください。